行動指針:社会的課題を解決する
HITOWAケアサービス
人事部
2025年にはあと32万人必要?
介護業界が抱える大きな課題。それが、慢性的な人員不足だ。
そんな大きな課題を解決するために、日々奮闘しているのがHITOWAケアサービスの人事部にて、採用から研修、定着戦略から労務対応まで幅広く担当する彼だ。彼は介護業界の現状をこう分析する。
「介護業界は、今までもそうですが、これからもどんどん人員が足りなくなっていきます。『2025年にはあと32万人必要』と言われていますが、全く解消される様子はありません」
今後需要は一層高まりを見せていくことは明らか。しかし、変わらず採用難易度は高い。その原因とは一体なんなのだろうか。
「原因はいくつかあると思いますが、ひとつは現実とは異なるイメージが先行してしまっていることだと思います。介護の仕事は人命に関わるため、『福祉系の大学や専門学校を卒業していたり、国家資格を取得していたりしないと携われない』と感じて、敬遠してしまっている人が非常に多い。確かに資格やスキル、知識があればそれに越したことはありません。仕事の幅も広がっていく。でも、本当に大事なのは“心”なんだと、私は思います」
資格取得への不安は、
私たちが解消しよう
では、彼はいかにして介護業界の人員不足を解消していこうと考えているのか。
「ひとつは無資格や未経験でも積極的に受け入れて、資格取得を支援するHITOWAアカデミーの設立です。介護の入門資格とも言われる介護職員初任者研修を取得できる環境を用意しています。もうひとつは海外人材の採用です。コロナ禍は稼働できていませんが、東南アジアで介護を勉強したい若者に声をかけて、日本で経験を積んでもらえるような仕組みを整えています」
確かにすでに介護業界で働いている資格保有者を採用しようとすると、結局母集団の取り合いになってしまい、業界全体の人材不足の解消にはつながらない。そこで彼が目を向けたのが、無資格・未経験&海外人材のゾーンだったわけだ。
「介護業界の現場は日々状況が変わっていくので“即行動”が大事なのですが、幸いなことにHITOWAケアサービスは経営陣との距離が近いので意思決定のスピードも早い。そもそも『こんなアイデアどうですか?』と提案すると『とりあえずやってみよう!』という文化があるので、チャレンジもしやすいんですよ」
資格への不安をカバーすることで、介護業界へのハードルをグンと下げる。それによって“心”を持ち合わせた人材を受け入れていくことが彼の狙いだった。
介護の仕事に“心”が大事な理由
なぜ介護の仕事には“心”が大事なのか。彼は言葉に力を込めた。
「基本的に、介護施設に入居する方で喜ばれるケースはほとんどありません。何かしらの原因で家族と過ごせなくなっているわけですから、どちらかというとネガティブな感情を抱えている。その心の隙間を埋めてあげられるものは何かという話です」
しかし、資格を取得できるとはいえ、現実は未経験で入社したところで利用者の方から信頼されるようになるのだろうか。すると、彼はHITOWAケアサービスの事業理念を交えながらこう応えてくれた。
「介護とは、利用者の方の入浴を介助したり、排せつをサポートしたりというイメージを抱いている方もいるかもしれませんが、介護の一部分に過ぎません。それよりも大事なのは事業理念『私たちは、プラスワンのサービス提供を通じて、あらゆるお客様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を実現します。』にも記されている『プラスワン』の部分です。介護に正解はありません。杓子定規に捉えるのではなく、利用者一人ひとりのニーズに合わせたプラスワンのケアをしていくことが、信頼につながると思います」
介護業界に新たなスタンダードを
人事としてHITOWAケアサービスでどのような未来を描いているのだろうか。
「いい施設の特徴は、設備は古くなってしまっていても職員同士のコミュニケーションが盛んに行なわれています。みんなで建設的に考えて、よりよいケアを目指していく。逆に職員の数だけ多くても、事務所職員と現場職員、正社員とパートスタッフの関係がギクシャクしてコミュニケーションが取れないようなところでは、利用者の方たちにいいサービスを提供することは難しいと思います。私が目指すのは、当然前者です」
そして最後に介護業界全体に目を向けた。
「今後は、介護業界のリーディングカンパニーとして、どんどん成功事例をつくっていきたいし、職員の給料や待遇も上げていきたい。職員たちが『HITOWAで働けてよかった』と言ってくれるような会社にしていきたいです。そして、業界内の人事部同士のつながりは強いので、介護の新たなスタンダードとして認識されるような存在へと進化していきたいと思います。僕らがスタンダードになれば、介護業界はもっと盛り上げるはずですから」
できることはまだまだある。介護業界全体の課題という大きな壁に、彼は今日も立ち向かっている。
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