ご利用者様を
一番に

相手への真摯な姿勢や態度が施設の当たり前に

若狭 宏美

  • 所属会社
    HITOWAケアサービス
  • 職場
    イリーゼ旭川3条通
  • 役職
    ホーム長
  • 職種
    施設管理者、介護士、ケアマネジャー

有料老人ホーム「イリーゼ」を国内で約130施設(※)運営するHITOWAケアサービス株式会社に2016年に入社。20代の頃より、介護業界で従事しており、過去には医療法人での業務も経験。イリーゼへの入社、実はケアマネジャーの募集要項を見て応募をしていたが、前職での経験を見た採用担当の勧めにより、イリーゼ旭川3条通の開設メンバー、かつ管理職として今のポジションをスタート。開設当初、近隣の一般的な有料老人ホームの金額相場は約12万円。その点、イリーゼは18~20万円と価格帯が高いため、周囲からは誰も入居しないと言われることもあった。そこで必要とされるケアや品質の高いサービスを提供できる施設として、他施設での受け入れが難しい方々へアプローチをしていった。地域のケアマネジャーや病院の相談員、居宅事業所にも一人で回り、関係値を築いていった。今年で開設8年目となるイリーゼ旭川3条通。ホーム長として若狭さんがどのように周囲との連携を図ってきたのか、そしてどのような声や印象があるのか紹介していく。

※2022年9月30日現在

福祉用具あびる
大場様
取引会社様の声

ご利用者様を一番に考えるケアが施設全体へ良い影響を与える

福祉用具あびるでは、介護保険が適用される福祉用具の貸し出しや販売をする事業を行っています。イリーゼ旭川3条通とのお付き合いは、開所した翌年の2017年からとなり、かなり長くお世話になっています。また、実は私自身が前職で介護士をやっており、その時一緒に働いていた同僚が若狭さんでした。

現在の仕事での関係性となってからは、ご利用者様の福祉用具の状況をチェックしたり、他に必要なものがないか確認したり、月に5回ほど施設を訪問しています。訪問の際、若狭さんともお話をしますが、イリーゼ旭川3条通全体として感じるのが、ご利用者様の状況やこちら側が伝わっていてほしいと思う情報が、職員の方に行き届いているところです。若狭さんが把握されているのはもちろんのことだと思いますが、他の職員の方もご利用者様の福祉用具の状況を把握されていて、施設内での報連相がしっかりとされているなと感じます。これは施設全体のルールとして、若狭さんが徹底されている部分でもあるのかなと感じます。福祉用具を貸し出し・販売をする立場としては、施設内で連携を取っていただけていると仕事のパフォーマンスがかなり上がるのでとても助かっています。

また、私は他施設にも頻繁に出入りをしますが、施設へ行って最初の出迎えや対応でその施設の雰囲気がなんとなく分かります。その点で、イリーゼ旭川3条通は、いつも温かく出迎えてくださり、気持ちよく挨拶をしていただきます。これは、対応するご利用者様の雰囲気を通して感じることも多く、若狭さんが特に「ご利用者様の気持ちや意見を一番」に考えていらっしゃる部分が施設全体へ良い影響を与えているのだなと思います。
引き続きにはなりますが、ご利用者様を一番に考えたケアを陰ながらお手伝い出来たらと思います。

HITOWAフードサービス
チーフ
松原さん
仲間の声

緊急時の初動の速さと周りを惹きつけるリーダーシップ

イリーゼ旭川3条通は、長年働いているスタッフが多いですが、私もその一人で開所年の2016年より、施設の調理を担当しています。ですので若狭さんとは一緒に働いて8年目になります。これまで働いてきてとても印象に残っている出来事が2つあります。それは北海道胆振東部地震と、新型コロナウイルスが蔓延した時期です。

いずれも総じて「初動の早さ」と若狭さんが施設の「リーダー」だなと感じた出来事です。地震の時は、停電や断水のため、食料や施設運営に必要な物資もいつも通りに届く状況ではありませんでした。その際、若狭さんは調理メニューを通常から切り替えることを提案し、そのおかげで調理室内も迷うことなく動くことができました。

北海道だけでなく全国で猛威を振るった新型コロナウイルスが蔓延していた時期では、各所でクラスターが発生している中、すぐに居室での食事に切り替えることを判断し、施設内でのクラスターを未然に防ぎました。普段の業務でも施設全体をまとめ先導していますが、いざという時の周りを惹きつけるリーダーシップを間近で見て、よりイリーゼ旭川3条通には欠かせない存在なのだと思いました。

また、日常業務でも“ご利用者様を一番”に考えてらっしゃるなと強く感じます。イリーゼ旭川3条通は現在の入居者が63名ですが、一人ひとりに提供している食事の内容を覚えていらっしゃいます。この方は塩分の調整が必要、この方は少し柔らかくしたもので…など、本当に「ご利用者様のことを一番」に考えていて、ご要望に応えたいという気持ちの表れなのだなと思います。

イリーゼ 旭川3条通
介護主任
藤原さん
仲間の声

時間を言い訳にしない誰にでも向き合う姿勢が施設の当たり前に

私は、2016年にイリーゼ旭川3条通の開設に伴う、立ち上げメンバーの一人として入社しました。

開所当初、「どなたでも積極的に受け入れます」というイリーゼの介護十訓の通り、若狭さんの最初のご判断で他の施設などで受け入れが難しかった方なども丁寧なケア、サービスを提供し、受け入れていくことで自然とイリーゼ旭川3条通自体が地域に根付いていった感覚があります。正直、受け入れを始めるようになってからは施設内もバタバタすることがありましたが、若狭さんがスタッフに対し絶え間なくコミュニケーションを取ってくれることや、嫌な顔一つせず細かく連絡や指示をしてくれることで、スタッフからも細かな報告を上げることができ、乗り越えられたなと思います。介護の仕事は時間との勝負な部分が大いにありますが、若狭さんは時間がないからという言い訳は絶対にせず、ご利用者様にもスタッフにも向き合ってくれているなと感じます。業務の基本ではありますが、「報連相」を徹底していることや、「ご利用者様のことを一番に」考えることが、イリーゼ旭川3条通で当たり前になったのは若狭さんのおかげだなと思います。

また、もう一つ施設の中の特徴を上げるとすると、スタッフ同士が適切な距離感を保つことは日頃から指導を受けています。スタッフ同士で指摘しなければならないこともありますし、若狭さんから指摘を受けることもあるので、そこが言い合える関係性であることはとても大切だなと思います。お互いにコミュニケーションは取りつつ、困ったときはもちろん助け合える関係、そして違うと思ったことやもっと改善したほうが良いことなどは指摘できる、そんな雰囲気がイリーゼ旭川3条通全体にあるのも、若狭さんが自然と作り上げていったものなのだと思います。

外部ケアマネジャー
工藤さん
外部ケアマネ―ジャー様の声

ご利用者様の感謝の言葉が何よりの証拠。日々の積み重ねがご利用者様の気持ちに届く。

2021年3月から約2年、ケアマネジャーとして仕事でご一緒しています。

仕事柄、さまざまな施設に訪問しますが、若狭さんは施設見学や急な問い合わせにも対応してくれるため、施設を検討しているご利用者様やご家族にすぐに連絡ができ、とても助かります。実際に入居されているご利用者様に関しては、そのご家族とも密に連絡を取っていただくことでご利用者様、ご家族、イリーゼ旭川3条通の職員の方々、ケアマネジャーの関係者での連携がとれ、さまざまなことを相談しやすい環境を作ってくれています。ケアマネジャーとしては、ご利用者様のケアプランや必要なものを整えるのに細かな調整をしていく必要がありますが、相談がしやすい環境があることで、ご利用者様に最短で必要なケアを提供できていると思います。

なにより嬉しかったのは「イリーゼに入居できてよかったよ。良い施設を探してくれてありがとう。」と、入居しているご利用者様が施設での生活を楽しまれていることです。ご利用者様が感じることがすべてなので、実際にその言葉を聞き、イリーゼ旭川3条通を紹介できてよかったなと思うと同時に、若狭さんが施設でのご利用者様への接遇やスタッフへの教育を日々積み重ねていっているからなのだと感じました。

あとがき

インタビューではどの方に聞いても一貫して「ご利用者様のことを一番に考えている」という声がありました。介護の現場では当たり前と思うことかもしれないですが、その真摯に向き合う姿勢がご利用者様のみならず、スタッフにしっかり伝わり、施設のルールや雰囲気となっている。とても良い循環が生まれているのだと感じました。

開所当初からこれまでの積み重ねで、地域に根差した施設になってきたように、今後もご利用者様、スタッフとともにより良い施設へ導いていくのだと思います。

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