中島 勇志
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所属会社HITOWAライフパートナー
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職場おそうじ本舗 東日本第一エリア
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職種スーパーバイザー(SV)
全国47都道府県に1,855店舗(※1)を持つハウスクリーニングチェーン「おそうじ本舗」等を展開するHITOWAライフパートナー株式会社に2015年入社。現在、東日本第一エリアのスーパーバイザー(SV)として、加盟店約130を担当している。SVの主な業務は、加盟店オーナーにクリーニングの技術指導や経営に関するアドバイスなどを行うこと。1日に3、4店舗を訪問し、加盟店オーナーからの相談を受けたり、業務の確認をしたりするほか、お客様のお宅に同行してクリーニング作業を行うこともある。オーナーとともに「おそうじ本舗」の高品質な技術をお客様にお届けする、重要な任務だ。
ハウスクリーニングの範囲は、エアコン、キッチン・浴室などの水まわり、洗濯機、床・壁・ガラスなど多岐にわたる。特に、エアコンや洗濯機などの家電製品は機種も多く、分解クリーニングなどの専門清掃もあるため、開業間もないオーナーはもちろんのこと、長年の経験を持つオーナーにとっても、いつでも気軽にさまざまな情報をもらったり、技術面の確認ができたりするパートナーが必要だ。SVはそのようなオーナーに伴走する。当然、オーナーからの問い合わせには、迅速かつ的確に応えられなければならない。
「オーナーへの支援が滞りなくできるようになったのは、新卒入社3年ほど経ってからでした」と中島勇志さんは語る。エアコンなどの機種もさまざまで、技術やクリーニング作業を覚えるのが大変だったが、経験を積んで習得していった。仕事をするにあたって大切にしていることは、大きく3つある。第1に、「早いレスポンス」。オーナーは日々お客様にサービスを提供している。「今、聞きたいこと」を、早く、正確に答える。電話が取れない時でも、すぐに折り返すようにしている。2つ目は、「技術面の向上」。家電の新機種にも対応できるよう、日々の情報収集を欠かさない。現状に満足することなく、方々にアンテナを張っている。3つ目は、「相手に対する敬意」。入社して9年になるが、オーナーの中には年上の方もおり、人生経験が豊かで、教わることも多い。「常に相手の立場に立って考え、行動すること」を心がけている。
仕事の醍醐味は、「おそうじ本舗」を開業した店舗の売上が上がり、それが自分のおかげとオーナーに言っていただけること。その積み重ねがうれしい、という。中島さんがオーナーとどのような信頼関係を築いているのかを紹介する。
※2022年9月30日現在
レスポンスの早さと正確な情報を的確に伝える
私が「おそうじ本舗」杉並高井戸店を開業したのは2018年、今年で5年目となります。開業当時、「おそうじ本舗」の研修があり、そこで初めて中島さんにお会いしました。当時は、今ほど交流は深くありませんでしたが、そこから別エリアと兼任してSVを担当してくださっていた時期などもあり、何か困ったことがあった際に意見を伺ったりするなど、頼れる方として連絡を取るような関係性でした。
中島さんは初めてお会いした時から、とにかく「レスポンスが早いこと」「情報が正確かつ的確なアドバイスをくれること」という印象は変わっておらず、年々磨きがかかってきているように感じます。
私も開業当初は、わからないことも多く、いちから聞くこともあったのですが、最近では自分の中である程度の回答がある上で、その見解で間違いがないかという相談の仕方に変わっていっています。
昨年から正式に東京のSVとして担当となり、電話でのスムーズな確認や正確な情報を伝えていただけるのでとても助かります。私からも、メーカーと直接やり取りをして出てきた事案などがあれば、中島さんに情報を入れるようにしていて、お互いに常に新しい情報環境を整えられています。
私はハウスクリーニングの業界で全く経験もなかったことや、当時はオーナーのほとんどが男性で、女性が珍しかったこともあり、不安もありました。ただ、中島さんのように知識や経験が豊富なSVに恵まれ、ここまでこられました。
今後は、閑散期・繁忙期の際の事業の戦略や数字の落とし込みなどをしていき、より安定的に稼働できるような業務改善を一緒にしてきたいと思います。
これからも信頼のおける、頼れる存在として良い関係性を築いていきたいです。
立場や状況を判断した加盟店に寄り添った対応
私が「おそうじ本舗」松戸店を開業したのは、約20年前になります。それまで働いていた会社を辞め、個人事業主となりました。開業当初は、お掃除を気軽に頼むということが一般的でなく、ハウスクリーニングサービスは大きなビルやお店などBtoBの事業というイメージがあったかと思います。
そのため、事業運営も厳しい年が続き、「このまま続けていけるだろうか……」と思ったこともありました。そのような中で「おそうじ本舗」がCMをスタートし、そこから知名度も上がり、徐々に運営も軌道に乗ってきた印象があります。
中島さんとの出会いは2015年、新卒で入社されたばかりの頃でした。初めてSVとして担当したのが、私のいる千葉のエリアで、「静かそうな子だなあ」という第一印象でした。一方で、とても真面目な面もあると感じました。私には「真面目な子が損をしてはいけない」というポリシーがあり、オーナーとしてSVに伝えられることがあれば全て共有しようと思いました。中島さんが私の子どもと同じくらいの年齢ということもあり、親心に似た感情もありました。
現場の同行をした後、軽く食事に行った時に初めてしっかり話をしましたが、あの時ことは今でも覚えています。加盟店とSVがどのような立ち位置で日々仕事をしているのか、SVに求めていることや、このエリアでの特性などを話しました。当時は「頷いているけど、こちらの意図をわかってくれているのだろうか」と半信半疑の時もありましたが、そのうちにどんどん成長していく中島さんを見て、「今まで伝えたことは無駄ではなかった」「しっかり理解してくれている」と嬉しくなったことを覚えています。
中島さんの長所は、加盟店への寄り添いがしっかりとできるところだと思います。レスポンスや対応が早いことは「加盟店へ寄り添う」ことの本質だと思っており、加盟店がどのような状況と立場でいるのか、その上でSVとして何をしなければいけないのかを、しっかりと一つひとつの加盟店に合わせて必要な対応や答えを出してくれる。正直、ここまでできる方はなかなかいないです。私も長年やってきて、ベテランと言われるまでになりましたが、中島さんのような存在が今後の「おそうじ本舗」を担ってくれることを願っています。また、中島さんが加盟店と本社との架け橋になってくれることにも期待をしています。
全く違う業界からこのおそうじ本舗のフランチャイズ事業に飛び込んではや4年が経ちました。当時を振り返ってみると、業界や経営のこと、おそうじの技術的なことを何も知らず、ましてやコロナウィルス感染拡大防止のための緊急事態宣言の発令時期とも重なり、さまざまな懸念を抱えての開業でした。
その開業をサポートしてくれた担当SV中島さんの初対面の印象は、「淡白そうな人だな。何も知らない自分に寄り添ってくれるかな」と正直少し不安を覚えるものでした。ところが、一緒に仕事をしてみると、その心配は全くの杞憂でした。さまざまな場面で親身になって相談にのってくれたので大変助かりました。
特に、初期の頃はいろいろな機種のエアコンに遭遇するのですが、私一人では対応が難しいと思う時には現場に一緒に行ってもらったり、技術的にわからないことがあれば電話ですぐにアドバイスをもらったりすることができました。自分が教えてもらいたいと思っている点に対して、明確な回答やアドバイスをもらえるのがとてもありがたかったです。
初期の研修の際に、売上をスブレッドシートできちんと入力することも指導されていたので、地道に記録して中島さんと共有していたおかげで、技術面以外でも、販促やコスト管理面での有益なアドバイスを得ることができました。結果として開業から1年くらいで、リピーターもついてきて、経営を軌道に乗せることができました。当初、2年くらいは苦労するかなと覚悟をしていたので、想定より早かったです。
これも、「おそうじ本舗」のフランチャイズの一員になることで、その蓄積されたノウハウと、それを的確に伝えてくれる中島さんのようなSVの支援があってこそだったと思います。単独のビジネスではそう簡単にはいかないと思いますので、「おそうじ本舗」のフランチャイズで開業してよかったです。