鈴木 裕香
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所属会社株式会社HITOWA ヘルスケアカンパニー
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職場イリーゼふじみ野・別邸
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職種ケアマネージャー
人を助ける仕事を、やってみてもいいのかなと思った
「これから高齢化社会になるから、需要もあるかなと思って。人を助ける仕事を、やってみてもいいのかなって」
そう振り返るのは、イリーゼふじみ野・別邸でケアマネージャーとして働く鈴木裕香。 20歳頃から介護の仕事を始め、約10年の現場経験を経て、ケアマネージャーの資格を取得した。
2014年に入社し、イリーゼ大宮大和田で長く勤務。 現在はイリーゼふじみ野・別邸で、ケアプランの作成やご家族対応、介護保険に関わる請求業務などを担っている。
介護職からケアマネージャーへ。 職種は変わっても、鈴木が大切にしていることは変わらない。
それは、目の前の人の不安を少しでも早く受け止め、わかりやすく応えることだ。
早く、わかりやすく。不安を長引かせないために
鈴木が仕事で大切にしていることを尋ねると、返ってきたのは「スピード感」という言葉だった。
「早く答えて安心してもらいたい、という気持ちはあります。なるべく要望に近い形で、わかりやすく説明することを、いつも考えています」
ケアマネージャーの仕事には、ご本人やご家族からの相談、福祉用具の調整、医療情報の確認など、すぐに判断や確認が必要な場面が多い。
わからないことがあれば、そのままにしない。 知らない医療用語があればすぐに調べる。 周囲に確認し、自分の足で確かめる。 小さな違和感や疑問を後回しにしない。
「気になることがあると、すぐ調べます。薬のことや医療用語も、自分で調べて書いておくようにしています」
早く動くことは、単に仕事を早く終わらせるためではない。 相談した人を待たせないため。 不安な時間を少しでも短くするため。
その積み重ねが、鈴木の信頼につながっている。
「今日、鈴木さんいる?」と、事務所に来てくれた人
鈴木の心に残っている入居者様がいる。 イリーゼ大宮大和田で勤務していた頃、毎日のように事務所へ顔を出してくれる男性の入居者様だった。
「今日いたの?」
そう声をかけながら、鈴木がいるかどうかを確かめるように事務所へ来てくれた。
新聞を持って事務所に来ることもあった。 鈴木は、その方が座る場所を用意し、「ここに座っていいよ」と声をかけていたという。
決していつも穏やかな方だったわけではない。 夜になると不安定になることもあり、対応に悩む場面もあった。 それでも日中は、事務所に来て、顔を見せてくれる。 言葉にしなくても、そこには確かな信頼があった。
「私がいるのを見に来てくれているんだろうな、というのはわかっていました。顔を覚えていてくれたことは、やっぱり嬉しかったですね」
特別なことをしたわけではない。 でも、日々応え続けること。 声をかけ続けること。 必要なときに、そこにいること。
その一つひとつが、その方にとっての安心になっていた。
最後に会う時間を、待っていてくれた
その入居者様が旅立たれた日、鈴木は休みだった。
出勤した翌日、当時の管理者から声をかけられた。
「亡くなったよ。でも、ご家族が“今日、鈴木さんがいないから”と、引き取りを一晩待ってくださった」と。
ご家族は、鈴木が最後に会えるように時間を残してくれていた。
「最後に会ってから、ということで待ってくださって。最後にお別れができたので、よかったなと思います」
その出来事は、鈴木にとって忘れられないものになった。
ケアマネージャーとして、計画を立てる。 説明をする。 調整をする。 制度や医療、福祉用具のことを確認する。
一つひとつは事務的に見えるかもしれない。 けれど、その先には必ず人がいる。 ご本人の暮らしがあり、ご家族の不安があり、最期の時間がある。
日々の小さな対応は、やがて「あなたに会えてよかった」という信頼に変わっていく。 鈴木はそのことを、この出来事から強く感じた。
ケアマネージャーの仕事を、もっと知ってもらいたい
鈴木は、ケアマネージャーという仕事を「もっと知ってもらいたい」と話す。
「資格を持っていても、実際にはケアマネージャーをやっていない方もいます。でも、自分の中でやり方を整理して、マニュアル化していけば、続けられる仕事だと思っています」
もちろん、簡単な仕事ではない。
ご本人、ご家族、介護職、看護職、医師、福祉用具業者など、多くの人の間に立ち、必要な情報を集め、調整し、説明する。 思うように進まないこともある。
それでも、ケアプランを説明し、ご本人やご家族が納得してくれたとき。 「鈴木さん」と直接頼ってもらえたとき。 休み明けに「三日間いなかったわね」と声をかけられたとき。 そこに、自分の仕事が必要とされている実感がある。
「頼りにされているんだな、と感じることはあります。そういうところが、続けられている理由なのかもしれません」
不安に早く応える。信頼は、その積み重ねから生まれる
鈴木が大切にしているのは、特別な言葉ではない。
誰かを驚かせるような大きな出来事でもない。
聞かれたことに、できるだけ早く応える。 わからないことは調べる。 専門的なことも、相手に伝わる言葉で説明する。 不安をそのままにしない。
その姿勢が、入居者様やご家族の安心につながっていく。
「今日、鈴木さんいる?」
何気ないその一言は、日々の関わりが信頼になっていた証だった。
鈴木は今日も、目の前の人の不安に応える。 早く、わかりやすく、誠実に。
その積み重ねが、誰かの暮らしを支えている。
※ 本ページに記載の情報は2026年9月時点のもので、最新の情報と異なる場合があります。























